開催日
2022.10.6(木)
2022.10.7(金)
10月6日(木)
オープニングセレモニー 10:00~13:30
10:00〜10:05
主催者挨拶
けいはんなR&Dフェア実行委員会実行委員長
関西文化学術研究都市推進機構 常務理事
河合 智明 氏
10:05〜10:10
共催者挨拶
国立研究開発法人
情報通信研究機構 理事長
徳田 英幸 氏
10:10〜10:15
来賓挨拶
総務省 近畿総合通信局 局長
井上 知義 氏
10:15〜10:20
来賓挨拶
精華町 町長
杉浦 正省 氏
10:20〜11:20
基調講演「データ駆動型化学が導く研究・開発・生産のパラダイム変革」
国立大学法人奈良先端科学技術大学院大学
データ駆動型サイエンス創造センター センター長・特任教授
東京大学名誉教授
船津 公人 氏
「何を作るか」、「それは作っても良いか」、「それはどう作るか」、「それはできたか」、「それを製品としてどう作るか」。こうした事柄にデータ駆動の化学がどう応えられるか。さらにはデータ駆動の化学を根付かせるための考え方などを述べる。
プロフィール
2004年東京大学大学院工学系研究科化学システム工学専攻教授。2021年3月同上定年退職(東京大学名誉教授)。2017年10月からクロスアポイントメント制度により奈良先端科学技術大学院大学データ駆動型サイエンス創造   センター教授。2022年4月にデータ駆動型サイエンス創造センター センター長に就任。2019年8月にアメリカ化学会Herman Skolnik賞、2022年3月に日本化学会学術賞を受賞。データ駆動型化学の基礎、応用、実装に従事。理学博士。
11:20〜11:30
ATRオープンハウス見どころ紹介
株式会社国際電気通信基礎技術研究所
経営統括部企画・広報チーム 担当課長
草川 直樹 氏
11:30〜11:40
R&Dフェアの見どころ紹介、中締め挨拶
けいはんな
R&Dフェア実行委員会 実行副委員長
国立研究開発法人情報通信研究機構 ユニバーサルコミュニケーション研究所 研究所長
内元 清貴 氏
13:00〜13:30
【特別講演】人・ロボット共生社会2030と実現への壁
株式会社国際電気通信基礎技術研究所 代表取締役社長
浅見 徹 氏
ATRは、少子化と女性の社会進出の問題を解決する鍵が人・ロボット共生社会を作ることにあると考え、研究開発を進めております。子育てと立身出世(社会的な自己実現)を両立できる技術開発が必要で、それがロボットとの共生です。ただし、新しい技術で新しい生活を享受するには、技術を進化させるだけではなく我々自身も進化しなければなりません。どう変わるかを一人一人が自分で考える柱がリカレント教育と思います。
プロフィール
1974年京都大学工学部電子工学科卒業,1976年同大大学院修士課程修了後,国際電信電話株式会社(現KDDI)に入社。同研究所においてUNIX通信(JUNET国際ゲートウェイシステム(’82-’94)),ネットワーク障害診断,xDSLの研究開発(伊那xDSL利用実験(’97-’98))等に従事。博士(情報理工学)。2000年㈱KDDI研究所取締役副所長,2001年㈱KDDI研究所代表取締役所長。2005年㈱KDDI研究所代表取締役副会長。2006年東京大学大学院情報理工学系研究科教授(電子情報学専攻),2017年株式会社国際電気通信基礎技術研究所代表取締役社長。現在に至る。東京大学名誉教授。平成9年度前島賞。平成30年度志田林三郎賞。電子情報通信学会フェロー。
10月7日(金)
技術講演 9:30~12:00
9:30〜10:00
奈良女子大学工学部の共創教育について
国立大学法人奈良国立大学機構
奈良女子大学
工学部長
藤田 盟児 氏
今春、奈良女子大学は、日本の女子大学で初めての工学部を開設した。工学分野における女性比率の低さは、いまや産業経済の未来を左右する世界的な問題であるが、女子学生に工学分野への興味をもってもらい、現代社会が必要とするエンジニア・イノベーターに成長してもらうために、奈良女子大学工学部が考えた教育方法と、今年度前期の実施状況等をお伝えして、今後の工学教育について考えていただく機会にしたい。
プロフィール
東京大学工学部建築学科卒業。同大学院博士課程修了、博士(工学)。奈良文化財研究所、名古屋造形芸術大学、広島国際大学を経て、2016年より現職。文化庁第二専門調査会委員、奈良県等の文化財保護審議会、各地の重伝建地区保存審議会委員等を務める。
10:00〜10:30
あなたの声を「すぐそば」品質で聴くAI
~遠くからでも近接マイク品質で混ざった音を聞き分ける革新的音響処理技術~
日本電信電話株式会社
NTTコミュニケーション科学基礎研究所 上席特別研究員
中谷 智広 氏
話者から離れたマイクで音声を収録すると、残響や他の話者の音声、背景雑音などが混在し、音声は聞き取りにくくなり、音声認識などのアプリケーションの性能も劣化します。本講演では、そのように劣化した複数マイクによる収録音から、話者の近くのマイク(近接マイク)で収録したような高品質な音声を取り出す最新の音声強調技術を紹介します。また、深層学習に基づく単一マイク音声強調との連携についてもお話しします。
プロフィール
NTTコミュニケーション科学基礎研究所 メディア情報研究部 上席特別研究員。1991年 京都大学 情報学研究科 応用システム科学専攻 修士課程修了。博士(情報学)。1991年にNTTに入社以来、音源分離、残響抑圧、雑音抑圧、音声特徴量抽出、ロバスト音声認識など、統計的信号処理を用いた音声処理の研究に従事。電子情報通信学会、日本音響学会の各会員。IEEEフェロー。
10:30〜11:00
医療言語処理とリアルワールドデータが拓く共創
国立大学法人奈良先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科情報科学領域
ソーシャル・コンピューティング研究室 助教
矢田 竣太郎 氏
自然言語処理を臨床医学テキストに適用する医療言語処理が盛んに研究されてきた.この技術を病院内文書だけでなく病院外のテキストに適用すれば、膨大なリアルワールドデータを解析できる.そうした医療言語処理の研究開発事例を紹介しながら、フェノタイピングなど臨床や医学への実際的な貢献に向けた協働の可能性を模索する。
プロフィール
2020年より奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)助教に着任.
医療言語処理および図書館情報学の研究に従事.
博士(教育学).
11:00〜11:30
けいはんなで企業と作る未来のロボット
国立研究開発法人理化学研究所 情報統合本部 ガーディアンロボットプロジェクト
高度研究支援専門職
斉藤 康己 氏
理研ガーディアンロボットプロジェクト(GRP)では、人と生活を共にし、人をさりげなく支援する未来のロボットの研究開発を進めています。ロボットの製作は総合芸術と言って良いほど多くの技術を組み合わせる必要があり、とても1組織で閉じてできるような営みではありません。そこで、研究概要を説明しつつ、我々が欲しいロボットの機能などもご説明し、様々な技術をお持ちの企業との協業の可能性を探りたいと思います。
プロフィール
理化学研究所ガーディアンロボットプロジェクト(GRP)で、研究支援業務に従事。
工学博士。京都大学名誉教授。
1979年NTT基礎研究所入所。インターネット、AI、認知科学などの研究に従事。
1997年からNTTコミュニケーションズOCN事業部でプロバイダ事業やインターネット・ビジネスに従事。
2013年から京都大学情報環境機構教授として京都大学のネットワーク運用とセキュリティを担当。
11:30〜12:00
高齢者の言葉を理解するAIを目指して
国立研究開発法人情報通信研究機構 ユニバーサルコミュニケーション研究所
データ駆動知能システム研究センター 主任研究員
淺尾 仁彦 氏
少子高齢化が進行するなかで、介護人材の不足が深刻になっています。この講演では、健康状態などをチェックするインタビューを行い、介護従事者の負担を軽減するだけでなく、雑談も行うことができる対話システム「MICSUS」の開発と、それを支える深層学習などの技術について紹介します。
プロフィール
国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)ユニバーサルコミュニケーション研究所 データ駆動知能システム研究センター所属。2016年より質問応答システムWISDOM X、雑談対話システムWEKDA、介護支援対話システムMICSUSの研究開発に従事。Ph.D. (linguistics)
ショートプレゼン
Zoom Webinar
オンライン展示の出展者が約7分間で研究成果を説明いたします。
10/6(木) 13:30~14:30
10/7(金) 13:00~14:00
質疑応答
oVice
ショートプレゼンについての質疑応答は、バーチャル空間でのコミュニケーションツール「oVice」で行います。質疑応答をご希望の方は下記ボタンよりお進みください。
10/6(木) 14:40~15:40
10/7(金) 14:10~15:10
オンライン展示
けいはんな学研都市内の研究機関や企業、大学、自治体等が協力し、最先端技術の研究成果をパネルと動画等でわかりやすくご紹介します。
出展者一覧
国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)をはじめ、けいはんな学研都市および近隣地域に立地する企業・大学・公的機関等の40者が出展します。