中高生向けイベント

「研究者から“最先端の研究”の話や“科学の魅力”を聞けて、直接対話もできる」と好評の「サイエンストーク」。今年も中高生を対象に、11/13(土)にZoomミーティングを使って開催いたします。 科学に興味がある学生の方はもちろん、科学はちょっと苦手…という方も、お気軽にご参加ください。
研究者と直接対話ができる、年に一度のこの機会をお見逃しなく!

※視聴のみをご希望の場合は、当日、このR&Dフェア特設サイトHOMEの「ライブ配信」より、YouTube Liveをご覧いただけます。

サイエンストークは、SSH(スーパーサイエンスハイスクール)の指定を受けた奈良県立奈良高等学校が主催する「まほろば・けいはんなSSHサイエンスフェスティバル」(開催期間:2021年11月13日(土)~2021年11月25日(木))と連携して実施いたします。同フェスティバルのチラシはこちらからご覧いただけます。

11月13日(土)

サイエンストーク 10:00~12:10

若手の研究者が科学の魅力を語りかける対話型のイベントです。研究者に聞いてみたいことを直接聞けるチャンスをお見逃しなく!

ご挨拶

奈良県立奈良高等学校 校長

中野 善久 氏

奈良県教育委員会事務局学校教育課 課長

山内 祐司 氏

テーマ1

感情と表情の関係についての科学的研究

理化学研究所 情報統合本部ガーディアンロボットプロジェクト 心理プロセス研究チームリーダー

佐藤 弥 氏

講演概要

表情が感情(怒りや喜び)を表すという主張は、日常的にはありそうに思われます。科学の世界でおそらく最初にこれを指摘したのは進化論で有名なダーウィンでした。20世紀後半の心理学研究は、この説が妥当であるという証拠を提出してきました。しかし近年、説は証拠によって十分には支持されない、新しい理論が必要ではないか、と議論が盛り上がっています。今回のサイエンストークでは、こうした研究の流れと、この問題を調べた我々のグループでの実験 心理学研究を紹介します。

プロフィール

理化学研究所ガーディアンロボットプロジェクト心理プロセス研究チーム、チームリーダー。教育学博士。1973年愛媛県生まれ。京都大学大学院教育研究科博士課程修了。専門は認知神経科学・実験心理学、趣味は子供と山や川に出かけること、体を動かすこと。主な著書にSato, Krumhuber, Jellema, & Williams (eds.) (2020)『Dynamic emotional communication』(Frontiers Media社)などがある。

テーマ2

脳情報からわかる「ひらめき」の仕組みや「単語の分類」

国立研究開発法人情報通信研究機構 未来ICT研究所脳情報通信融合研究センター 統括

柏岡 秀紀 氏

講演概要

日常の様々なことが脳情報としてどのように表れるのか、その関係から得られる「ひらめき」や「単語の分類」に関する知見と、その知見を活用した人に優しいサービスについて説明する。

プロフィール

1993年大阪大学博士課程修了後、ATR(国際電気通信基礎技術研究所)に入社。
2006年4月よりNICTに出向。2009年3月ATRを退社。同年4月よりNICTに入所。
音声翻訳・対話、脳情報通信に関わる研究に従事。博士(工学)。
現在、脳情報通信融合研究センター統括。

ファシリテーター

名古屋工業大学大学院工学研究科 工学専攻 電気・機械工学系プログラム 助教

上村 知也 氏

中高生へのメッセージ

研究者ってどういう人だろう?研究者になるってどういうことだろう?研究に関するディスカッションを通じて、そんな疑問をどんどんぶつけてみましょう。
ファシリテーターとしてみなさんと一緒に対話に参加していきます。

プロフィール

1990年生まれ。2009年洛星高校卒業、2018年学振特別研究員(DC2)、2020年京都大学工学研究科博士後期課程修了。
現在、名古屋工業大学工学研究科電気・機械系プログラム助教。博士(工学)。
ヒトや動物の運動を力学的に解析し、歩行ロボットへの工学的応用を目指して研究を行う。

研究展示 出展者によるショートプレゼンテーション③ 15:00~17:00

併設オンラインイベント

多言語音声翻訳ハッカソン発表会 11月13日(土)午後開催

次代を担う中高生を主な対象に、NICT(情報通信研究機構)の多言語翻訳技術を活用した「言葉の壁」をなくすシステムづくりを体験していただくとともに、この技術を用いたアプリ・システムの試作を行い発表していただきます。優秀な作品は表彰します。非公開のイベントとなります。