プログラム
11/11 (木) 開催
オープニングセレモニー
12:40~15:00
- 主催者ご挨拶、共催者ご挨拶、来賓ご挨拶
- 特別講演「ATR創立35年の温故知新」
浅見 徹 氏
(株式会社国際電気通信基礎技術研究所(ATR)代表取締役社長) - 基調講演「アバターと未来社会」
石黒 浩 氏
(大阪大学 基礎工学研究科 教授(栄誉教授)ATR 石黒浩特別研究所客員所長(ATRフェロー)) - ATRオープンハウス見どころ紹介
- まほろば・けいはんなSSHサイエンスフェスティバルのご紹介
- R&Dフェアの見どころ紹介、閉会挨拶
※ウェビナーでは、Q&A機能を使って、プレゼンテーションを聞きながらでも質問を送ることができます。使い方はこちら!
11/12 (金) 開催
技術講演
10:00~12:00
- 「AIによる医用画像からの人体筋骨格の解析
~人生100年時代、医用画像とAI技術で、筋肉と骨の健康を守る!~」
佐藤 嘉伸 氏
(奈良先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科情報科学領域 生体医用画像研究室 教授) - 「表情からの感情センシング技術」
佐藤 弥 氏
(理化学研究所 情報統合本部 ガーディアンロボットプロジェクト 心理プロセス研究チーム チームリーダー) - 「誰もが分かり合えるユニバーサルコミュニケーションの実現を目指して」
内元 清貴 氏
(情報通信研究機構 ユニバーサルコミュニケーション研究所 研究所長)
大竹 清敬 氏
(情報通信研究機構 ユニバーサルコミュニケーション研究所 データ駆動知能システム研究センター 研究センター長)
是津 耕司 氏
(情報通信研究機構 ユニバーサルコミュニケーション研究所 統合ビッグデータ研究センター 研究センター長)
※ウェビナーでは、Q&A機能を使って、プレゼンテーションを聞きながらでも質問を送ることができます。使い方はこちら!
11/13 (土) 開催
サイエンストーク
10:00~12:10
- 「感情と表情の関係についての科学的研究」
佐藤 弥 氏
(理化学研究所 情報統合本部 ガーディアンロボットプロジェクト 心理プロセス研究チーム チームリーダー) - 「脳情報からわかる「ひらめき」の仕組みや「単語の分類」
柏岡 秀紀 氏
(情報通信研究機構 未来ICT研究所 脳情報通信融合研究センター 統括)
11月11日(木)
オープニングセレモニー 12:40~15:00
12:40~12:45 |
主催者挨拶けいはんなR&Dフェア実行委員会 実行委員長 河合 智明 氏 |
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12:45~12:50 |
共催者挨拶国立研究開発法人情報通信研究機構 理事長 徳田 英幸 氏 |
12:50~12:55 |
来賓挨拶総務省 近畿総合通信局 局長 淵江 淳 氏 |
12:55~13:00 |
来賓挨拶精華町 町長 杉浦 正省 氏 |
13:00~13:30 |
特別講演「ATR創立35年の温故知新」株式会社国際電気通信基礎技術研究所(ATR)代表取締役社長 浅見 徹 氏講演概要ATRは事業の中心を基礎研究を据えたユニークな株式会社です。 利潤追求の株式会社と事業内容に乖離を抱えながら創業35周年を迎えることができたのは、ひとえに関係各位の温かいご支援・ご協力、優秀な先輩諸兄・研究者の努力の賜物と思います。この講演では、現在からバックキャストする形で、昨今ようやく実用化された光衛星間通信、音声翻訳、VRを使った臨場感通信などの具体的テーマを題材に、35年前のATR創業期に何を考えて研究テーマを考え、どう進めてきたかを紹介します。次に、フォアキャストする形で、2050年にどのような夢を見て研究しようとしているのか、また、その最初のステップとして、大阪・関西万博にどのような貢献をしたいと考えているか、抱負を述べます。 プロフィール1974年京都大学工学部電子工学科卒業。1976年同大大学院修士課程修了後、国際電信電話株式会社(現KDDI)に入社。同研究所においてUNIX通信(JUNET国際ゲートウェイシステム('82-'94))、ネットワーク障害診断、xDSLの研究開発(伊那xDSL利用実験('97-'98))等に従事。博士(情報理工学)。2000年㈱KDDI研究所取締役副所長、2001年㈱KDDI研究所代表取締役所長。2005年㈱KDDI研究所代表取締役副会長。2006年東京大学大学院情報理工学系研究科教授(電子情報学専攻)、2017年株式会社国際電気通信基礎技術研究所代表取締役社長。現在に至る。東京大学名誉教授。平成9年度前島賞。平成30年度志田林三郎賞。電子情報通信学会フェロー。 |
13:30~14:30 |
基調講演「アバターと未来社会」大阪大学基礎工学研究科教授(栄誉教授) 石黒 浩 氏講演概要コロナ禍の影響もあり、リモートで活動できる遠隔操作CGエージェントや遠隔操作ロボット、すなわちアバターの研究開発が注目されるようになってきた。本講演では、講演者のこれまでのロボット研究を紹介し、あわせて現在講演者が取り組むアバター関連プロジェクトについても紹介しながら、そのプロジェクトが実現する未来社会について議論する。 プロフィール1991年大阪大学大学院基礎工学研究科博士課程修了。工学博士。その後、京都大学情報学研究科助教授、大阪大学工学研究科教授等を経て、2009年より大阪大学基礎工学研究科教授。ATR石黒浩特別研究所客員所長(ATRフェロー)。2017年から大阪大学栄誉教授。専門は、ロボット学、アンドロイドサイエンス、センサネットワーク等。2011年大阪文化賞受賞。2015年文部科学大臣表彰受賞およびシェイク・ムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム知識賞受賞。2020年立石賞受賞。2021年オーフス大学名誉博士。 |
14:30~14:40 |
ATRオープンハウス見どころ紹介株式会社国際電気通信基礎技術研究所 辰巳 真起子 氏 |
14:40~14:50 |
まほろば・けいはんなSSHサイエンスフェスティバルのご紹介奈良県立奈良高等学校 校長 中野 善久 氏 |
14:50~15:00 |
R&Dフェアの見どころ紹介、閉会挨拶けいはんなR&Dフェア実行委員会 実行副委員長 内元 清貴 氏 |
●研究展示 出展者によるショートプレゼンテーション① 15:24~16:00
11月12日(金)
技術講演 10:00~12:00
10:00~10:30 |
AIによる医用画像からの人体筋骨格の解析
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10:30~11:00 |
表情からの感情センシング技術理化学研究所 情報統合本部 ガーディアンロボットプロジェクト 心理プロセス研究チームリーダー 佐藤 弥 氏講演概要主観的な感情(例えば、「楽しい」「悲しい」)を客観的な生体信号でセンシングできれば、商品開発やメンタルヘルス管理において意義がある。しかし現状では、感情センシング技術はまだ確立されておらず、世界中で様々な取り組みが続いている。本発表では、こうした研究の一環として開発された、表情から感情センシングする技術をいくつか紹介する。ビデオ画像解析、表情筋筋電図計測、皮膚電気活動計測、鼻部皮膚温計測などの技術について、実験例や特長を紹介する。 プロフィール理化学研究所ガーディアンロボットプロジェクト心理プロセス研究チーム、チームリーダー。教育学博士。1973年愛媛県生まれ。京都大学大学院教育研究科博士課程修了、専門は認知神経科学・実験心理学、趣味は子供と山や川に出かけること、体を動かすこと、主な著書にSato, Krumhuber, Jellema, & Williams (eds.) (2020)『Dynamic emotional communication』(Frontiers Media社)などがある。 |
11:00~12:00 |
誰もが分かり合えるユニバーサルコミュニケーションの実現を目指して国立研究開発法人情報通信研究機構ユニバーサルコミュニケーション研究所 内元 清貴 氏講演概要誰もが分かり合えるユニバーサルコミュニケーションの実現を目指し、研究開発を進めている3つのコア技術、すなわち、ビジネスで使える低遅延のAI同時通訳を可能とする多言語コミュニケーション技術、仮想的人格を用いてユーザの興味・背景に合わせた対話を可能とする社会知コミュニケーション技術、パブリック/プライベートデータを連携させて実世界の状況分析・予測を可能とするスマートデータ利活用基盤技術について紹介します。 プロフィール国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT) 国立研究開発法人情報通信研究機構 ユニバーサルコミュニケーション研究所 大竹 清敬 氏プロフィール国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT) 国立研究開発法人情報通信研究機構 ユニバーサルコミュニケーション研究所 是津 耕司 氏プロフィール国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT) |
●研究展示 出展者によるショートプレゼンテーション② 14:00~16:00
11月13日(土)
サイエンストーク 10:00~12:10
若手の研究者が科学の魅力を語りかける対話型のイベントです。研究者に聞いてみたいことを直接聞けるチャンスをお見逃しなく!
ご挨拶 |
奈良県立奈良高等学校 校長 中野 善久 氏奈良県教育委員会事務局学校教育課 課長 山内 祐司 氏 |
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テーマ1 |
感情と表情の関係についての科学的研究理化学研究所 情報統合本部 ガーディアンロボットプロジェクト 心理プロセス研究チームリーダー 佐藤 弥 氏講演概要表情が感情(怒りや喜び)を表すという主張は、日常的にはありそうに思われます。科学の世界でおそらく最初にこれを指摘したのは進化論で有名なダーウィンでした。20世紀後半の心理学研究は、この説が妥当であるという証拠を提出してきました。しかし近年、説は証拠によって十分には支持されない、新しい理論が必要ではないか、と議論が盛り上がっています。今回のサイエンストークでは、こうした研究の流れと、この問題を調べた我々のグループでの実験・心理学研究を紹介します。 プロフィール理化学研究所ガーディアンロボットプロジェクト心理プロセス研究チーム、チームリーダー。教育学博士。1973年愛媛県生まれ。京都大学大学院教育研究科博士課程修了。専門は認知神経科学・実験心理学、趣味は子供と山や川に出かけること、体を動かすこと。主な著書にSato, Krumhuber, Jellema, & Williams (eds.) (2020)『Dynamic emotional communication』(Frontiers Media社)などがある。 |
テーマ2 |
脳情報からわかる「ひらめき」の仕組みや「単語の分類」国立研究開発法人情報通信研究機構 未来ICT研究所 脳情報通信融合研究センター 統括 柏岡 秀紀 氏講演概要日常の様々なことが脳情報としてどのように表れるのか、その関係から得られる「ひらめき」や「単語の分類」に関する知見と、その知見を活用した人に優しいサービスについて説明する。 プロフィール1993年大阪大学博士課程修了後。株式会社国際電気通信基礎技術研究所(ATR)に入社。 |
ファシリテーター |
名古屋工業大学大学院工学研究科 工学専攻 電気・機械工学系プログラム 助教 上村 知也 氏中高生へのメッセージ研究者ってどういう人だろう?研究者になるってどういうことだろう?研究に関するディスカッションを通じて、そんな疑問をどんどんぶつけてみましょう。 プロフィール1990年生まれ。2009年洛星高校卒業、2018年学振特別研究員(DC2)、2020年京都大学工学研究科博士後期課程修了。 |
研究展示 出展者によるショートプレゼンテーション③ 15:00~17:00
併設オンラインイベント
多言語音声翻訳ハッカソン発表会 11月13日(土)午後開催
次代を担う中高生を主な対象に、NICT(情報通信研究機構)の多言語翻訳技術を活用した「言葉の壁」をなくすシステムづくりを体験していただくとともに、この技術を用いたアプリ・システムの試作を行い発表していただきます。優秀な作品は表彰します。非公開のイベントとなります。